スターダスト

北海道のとある人がライブの感想と雑記を置く場所

POP YOURS 2023 を自宅で観た

2022年も自宅で観ていたが、今年もありがたいことにYouTube配信があったので自宅で観た。

全てのアーティストを観たわけではないし好みが偏っているが、心に残ったアクトをいくつか紹介したい。

C.O.S.A.が言うところによると、キャパが去年の倍になっているらしい。

ヒップホップだけのフェスでこんなに大きな会場が埋められるのは本当にすごい。

配信の音や映像についてはとてもきれいで、特に気になる点はなかった。

客席が映っているのを見ると、マスクをしている人が一人もいなかった。

全体的に一組の演奏時間が短かったのと、アーティストによって盛り上がりが結構違うので、来年からは2ステージ制にするほうがいいのかもしれない。

正直なところ、出演者だけで見ると去年のほうが好きなアーティストが多く出ていた。

 

 

Skaai(1日目)

シンプルだがきれいな照明やスタンドマイクを使うなど、演出をしっかり練っているように感じた。

出てきてすぐに、前のアクトを揶揄していて(私にはそう見えた)笑ってしまった。

一つ前のアクトは、曲を短くカットしながら5~6曲くらいやっていたと思うけれど、Skaaiは1曲1曲をフルでしっかりと聴かせてくる。

この日はFINE LINEが聴けてよかった。

Skaaiが今年からやっているJ-WAVEのラジオは毎週聞いている。

 

OMSB(1日目)

お客さんの沸くタイミングを見ていると、OMSBよりももっと若い、20代のアーティストを観に来たお客さんが多そう。

そんな中でもOMSBは自分のやるべきステージをしっかりとやり遂げた。

ステージの前に伸びた花道は使わず、マイク1本で存在感を見せていた。

祈り/Welcome Backのフックの、I wanna love my soul~♪の部分が特に好き。

19日・26日と小袋成彬さんのラジオにゲスト出演しているのでそちらも忘れずに聞いた。

 

C.O.S.A.(2日目)

硬派なリリックが好きで、去年は2回ライブを観に行った。

Blue始まりは意外。

Mikiuraは涙なしには聴けない。

若い世代とも積極的にフィーチャリングしていて、レーベルSummitの中でも少し異色な存在なのかも。

「知らないアーティストに出会えるのがこういうフェスのいいところ。気になったら聴いてみて」と呼び掛けていたところも、私が見た限りでは他のアーティストは言っていなかったので、ステージに余裕が感じられた。

 

JJJ(2日目)

配信で観ていても感動してしまった。

先日発売された新譜の曲が多めに披露された。

心 feat. OMSBは涙なしには聴けない。現時点で2023年のベストソング。

バックDJがAru-2で、小さなキーボードを演奏しながらDJをこなしていた。

「今日は妹が観に来ていて。誰観るのって聞いたらKEIJUだって。俺じゃないって」という話のあとにSTRAND feat. KEIJUが始まって笑った。

去年のPOP YOURSもそうだったけれど、今年もJJJの楽しそうな笑顔が見られてファンとしては嬉しい限り。

アルバムが出たことだし北海道にライブしに来てほしいな・・・最後に来たの、2017年頃だった気がする。

 

STUTS(2日目)

色んなゲストを呼び賑やかなステージ。

こちらにもJJJが出てきて、

STUTS「さっきの心という曲は、色々あったときにJJJと作った曲で」

JJJ「やめてよ。泣いちゃうから」

こんな感じのやり取りがあって微笑ましかった。

STUTSが何を演奏するのか、お客さんがわくわくしながら待っているのが画面越しに伝わってくる。

個人的には、2021年のドラマの曲を何年先まで演奏していくのだろうと思うことがある。好きだからいいんですが。

STUTSがゲストの名を呼ぶ時に、年下には「君」、同い年は呼び捨て、年上には「さん」と敬称をつけていて、年齢によって明確に使い分ける決まりが彼自身の中にあるのかなと思うと面白い。

 

Awich(2日目)

2日目のヘッドライナー。

GILA GILAでは立ち位置が6~7mくらい(に配信だと見えた)上がる台が出現したり、ダンサーがいたり、さすがトリ、豪華絢爛という感じ。

ゲストが何人も出ていたけれど、AIが出てきたのは驚いた。

ヒップホップの女性アーティストは、体の露出が激しい服を着ていたりセクシーなポージングをとっていたりして、Awichもそういうところがあるけれど、ちゃんと女性のほうを向いて曲を作っている・女性の強さを歌っているところがAwichの好きなところ。

私のようなキモヲタがライブを見ていても良いんだよ、と言ってくれている気がしている。

これからも私たちを引っ張っていってほしい。