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北海道のとある人が雑記を置く場所

120422 KAIKOO POPWAVE FESTIVAL 2012(day 2)@船の科学館

昨年のKAIKOO2日目について。

最初に何を観るか、タイムテーブルが発表された時からずっとずっと悩んでおりました。

分身の術でも使おうかと思ったのですが、開場内の移動距離が思っていたよりも近かったので

GRAND MASTERのNINGEN OKを観ることに。

メンバーが出てきて、演奏が始まるまでしばしの沈黙。。。

ギターとドラムの二人編成なのだけれど、二人がものすごい緊張感を保ったまま動かずにずっと睨みあっているのです。

一体いつ始まるのか!?…まだ始まらない?……!?

二人が動かずに止まっている時間はおよそ1分程度だったのだろうが、私にはもっと長く感じたな。

やがて演奏が始まった。

ものすごい緊張感は相変わらず続いている。

シンプルなドラムセットと鋭い音のギター、二つの楽器で観る者をこんなに圧倒させるライブを作ってしまうなんて。

硬質な音でしたので、NINGEN OKの工場ライブがあったら行ってみたいと個人的に思いました。

サポートでキーボードに女の人が入る曲もあった。

KAIKOOコンピに収録のNINGEN LUCKYという曲が凄まじく格好良くて、この日聴けて本当に嬉しかった。

昨年聴いた曲でトップ3に入るぐらい好きなんですよ。

Ovallは、NINGEN OKの隙を見てチラっと観にいきました。

WHITE KNIGHTの広さを彼らに与えてしまうのはちょっと残念だなあ。

もっと大きいところでやって欲しかった。

私が聴けたのはMeaning Of Loveだったかな。

ドラムのリズムの絶妙なズレが非常に心地よく、そこに乗るベースも心地よく、ギターの音色も綺麗。

文句なし!!

最近の彼らはネット配信の活動が多いようですが普通にCDを出して欲しいなと思います、、、。

続いてYOUR SONG IS GOODの登場を見守り、

人が多すぎたので退散してBLACK EMPERORのWUJA BIN BINを。

フルメンバーが13人と大所帯のバンドなのですが、打楽器と管楽器好きの私としては好きなツボが多すぎました。

ボーカルのBaさんは近くに展示してある船を指して「マンギョンボンゴ~!!」と叫んでいた。

この間誰かのblogを読んだときにこの日のWUJA BIN BINについて「Baが日本語で喋っているところを初めて見た」と書いてあったな。

前身バンドMONG HANGのことも色々調べたのですが、それを知った上でYachi Rockを聴くと重みがありますね。

アチコさんとBaさんの息のあったヘンテコダンスが頭から離れない。

もちろんこれは褒め言葉です。

あとは、グッドラックヘイワ野村さんのピアノさばきを久々に拝見できて嬉しかったです。

次があるので途中で移動したけれど、もっと観ていたかったな。

先述のNINGEN OKとは真逆の、大人数ならではの音の層の厚みを身を持って感じました。

昨年買ったCDで一番良かったのは彼らのCDでした。

GRAND MASTERに移動すると間もなくトロールが始まりました。

何がそうさせるのかは未だに分からないのですが、彼らの曲を聴くと胸をギュッと掴まれて全然離してくれなくてとても苦しい。

これは恋なのかと思っていたが、この日もやはりそうだった。

胸が痛いのだ!

こんなに好きなのに聴くと苦しい。。。

小雨が降る曇天の空の下で聴く雨は最高でした。

ないものねだりという曲が一番好きで、イントロが聴こえた時は思わずワッと声を出しそうになった。

あれから発売になったCDは2枚とも購入しましたがどちらも素晴らしいです。

今年は札幌でも観れますね!幸せで胸が痛いぞ!

続いて、移動がてらSOIL&"PIMP"SESSIONS

丈青さんを一目見れたら、と思っただけなので最後の曲の途中ぐらいでしたが格好よかった。

それからはSOILと同じステージの左側、BEYONDSを観ました。

POPGROUPのバンドは軒並み大きいステージに出てるし彼らもベテランなので大きいステージだったのですが、お客さんが少なすぎ。

あんなに格好良いステージを観ないなんて、勿体ないぞ!

横の方で飛び跳ねてる女性客が気になってステージに集中できなかったのはここだけの話だ。

新しいアルバムを聴かずに行ったのですがめちゃくちゃ格好よかった。。。

出だしが印象的な曲があって、後々友人に聞いて判明したのは困惑のプリズムという曲でした。

ところどころでボーカルの巻き舌が入るので笑ってしまいそうになる。

格好よくて観てると笑顔になれるバンド、BEYONDS

U-zhaan×mabanuaをBLACK EMPERORの前の方で観ようと思って前進していったら

近くに居た男性客がお香を焚きはじめて…スタッフが止めるが何食わぬ顔。

これで完全に気分を悪くしたので後に下がりました。。。

ユザーンが「今日はドラムンベースをやります。mabanua君が血を吐きます」と。

途中で飽きたので移動しました。

飛行機の時間の都合もあって最後に観るアクトはQomolangma Tomatoになりました。

実は彼らを観るのは初めてです。

札幌にも何度も来てもらっているのに、何故かいつも行けなくて。

新しいアルバムのNO TOKYOって曲めちゃくちゃ良いですね。。。

ボーカルの人がステージ横のスピーカー(かなりの高さ)に上って曲が終わってから飛び降りて戻ったんだけど結構ヒヤヒヤしました。

昔の曲もっと聴きたかったな、なんて。

この後は荷物整理などしながらOGRE YOU ASSHOLEを背に聴きながら空港へ向かうのでありました。

在日ファンクとかDJ BAKUとかBACK DROP BOMBとか、見たかったぞ。

ライブ遠征はあまりしないのですが、これぐらいすごいメンツが固まっているのなら鉄の塊に乗って飛んでいくのもアリかなと思いました。

KAIKOOに行ってから今までよりも音楽の趣味が広がった気がする。

時間はカツカツでフェス以外の時間が全く無かったのが残念でしたが、良い旅になりました。