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北海道のとある人がライブの感想と雑記を置く場所

2024-01-01から1年間の記事一覧

読んだ本:病理医ヤンデル先生の医者・病院・病気のリアルな話

ユーモアを携えた偉大な医師の著作。 単行本が出た時も読んでいたが、文庫が出たので買いなおした。 Twitterでは有名な方のようだが、本書を読み、北海道で働いている医師のかただと知り驚いた。 LOSTAGEや向井秀徳の名前もちらっと出てきて、「医師という職…

読んだ本:慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件

林務官の取材による一冊。 北海道に住む者として、留萌管内苫前町でおよそ100年前にこの襲撃事件があったことは知っていて、本を読んでみることにした。 生々しい記述が多い。 当時はヒグマに関するしっかりとした知識は無かっただろうから、昔からの言い伝…

読んだ本:望遠ニッポン見聞録

著名な漫画家のエッセイ。 シリアで売られている女性用下着の話が良かった。 海外暮らしの長い筆者が独自の視点で見る日本も、諸外国も、どちらも面白い。 まだ海外旅行に行ったことがないので、いつか行ってみたいという思いがより強くなった(シリアには行…

読んだ本:坊っちゃん

元千円札の顔。 名作なのに読んだことがないなと思ったので読んでみた。 www.youtube.com テンポが良く読みやすかった。 何かの本で「漱石以前と以後で日本の文学は変わった」というようなことが書いてあって、漱石以前を今のところ読んだことがないので分か…

暗記

1. 今年から暗記系のとある勉強を始めたのだが、覚えたことを思い出すときに、参考書のだいたい何ページくらいのどの辺りに書いてあったのかが頭に鮮明に浮かんでくる。 例えば英語の勉強をしているとして、catという単語を覚えるのに猫の写真を見ながら覚…

気になった表現 その2

本(主に西村賢太)を読んでいて初めて知った言葉、気になった表現をメモしておく。 なまなか:中途半端なさま。なまはんか。 ふとこる:2種類の辞書を調べたが載っていなかった。Googleで調べたところによると、「『自分のものとして所有する』『懐に入れて…

読んだ本:疒の歌

私小説(わたくししょうせつ、と読む)の真骨頂。 本を読んで「面白かったな」と思うことはまあまああるが、読みながらクスッと笑える経験は今まで無かったかも。 これより先に読んでいた「小銭をかぞえる」よりも好き。 この本の中では、作家の田中英光につ…

読んだ本:悔しみノート

ラジオ番組の相談コーナーに送ったメールから始まり、いろいろあって(長くなるので割愛)書籍化されたもの。 この本を読んだ私が悔しくて泣いた。 本を読んで悔しくて泣いたことなんてないのに。 私は今まで著者のような熱量を持って音楽や映画や書籍などに…

読んだ本:オーケンののほほん日記

試しに買って読んでみたら、面白すぎてのけぞりそうになった。 1993年や94年、まだ携帯電話が普及していなかった頃の話で、留守電にこんな声が入っていたとか、見た映画、読んだ本、周りの人からの影響など、著者は凄まじい20代を過ごしてきたんだなと思った…

気になった表現

本を読んでいて初めて知った言葉、気になった表現をメモしておく。 ぐれはま:食い違うこと。意味をなさなくなること。(東京の方言) 去る者は日々に疎し:親しい者でも、顔を合わせなくなると、日が経つにつれて疎遠になっていくこと。死んだ人は一日一日…

イン・アウト

今日で、母が亡くなってから丸5年が経った。 5年前のエントリーには、「実感がないがぼんやりと淋しい気持ち」とある。 思い出して悲しむことはこの5年間で一度もなかった。 この曲を聴いた時以外は。 www.youtube.com 悲しいこと・辛いことは、きっと時間が…

旅行の話(行き先:山口県)

昨年12月、山口県に旅行に行ってきた(ライブ遠征を兼ねて)。 LOSTAGE(ロストエイジ)のツアーで山口県の公演があることが発表された9月初旬、skillkills(スキルキルス)のライブをメンバーの地元である防府市で観られること、ただこの一つの事実だけで、…

読んだ本:クソ物件オブザイヤー

年末にツイッター(現X)で繰り広げられている「クソ物件オブザイヤー」企画を2019年に書籍化したもの。 不動産に興味があるなら読んで損はない。 登場する物件名を片っ端からパソコン、スマートフォンの検索窓に打ち込んでいくと二度楽しめる。 皮肉たっぷ…