2019-02-14 在りし日の MURMUR 先日母が亡くなり葬儀等の一通りがようやく終わった。 長く病気療養をしておりここ1年は意思疎通ができない状況だったので、万が一の覚悟はできていた。 葬儀では泣かなかった。 棺に入った亡骸に話しかける親族をただ見ていた。 その亡骸に魂はもう入っていなくて、その辺をふらふらしているのではないか。 母が居なくなった実感がまだ無いが、ぼんやりと淋しい気持ちがある。 もう「お母さん」と呼べる人が居ないのだな、と。 携帯電話に、数年前にかけてきた母からの留守電がまだ残っている。