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北海道のとある人がライブの感想と雑記を置く場所

140221 極東最前線~夜に架かる虹~@渋谷CLUB QUATTRO

行ったのを内緒にしておこうと思ったんですがやはり感想を書いておかないと落ち着かない。

5日程前に行くのを決めました。
4人組の晴れ舞台だと思ったんです。
晴れ舞台をこの目にしっかり収めておきたかったんです。

チケットは2日前に買ってちょうど400番。
開演30分前頃に中に入ると前のほう1、2列が埋まっているようだった。
薄暗くてよく分からない。
この時点ではお客さんの数はそんなに多くなかった。
時間がどんどん過ぎていく左腕の時計を見ながら、落ち着かなくてずっとソワソワしていた。

ステージには既に楽器がセッティングされている。
先攻だから当たり前なんですが、ドラムのセッティング大好き人間としては少し切なかったです。

噂に聞いていた大きい柱があった。
お客さんの立場から言うと邪魔だと思うんですが…そこに柱がある理由が知りたいね。


skillkills
エコーのかかったマイクで「極東最前線…夜に架かる虹…イースタンユース…スキルキルス…スキルキルス!」と第一声を発すると演奏が始まった。
実はまだCDが聴けていない(この日吉祥寺の某レコード店に出向いて買った)ので通して聴くのは初めて。

VJロカペニス氏の照明が面白かったな。
ステージは真っ暗で、後ろの真ん中からレーザービームみたいな光線が天井や客席に向かって飛んでくる。
初めて観るタイプの照明だったけれど、彼らにとても似合っていて良かった。

1月発売の3rdも全編四拍子とのことで、必死に拍を取ってリズムに乗ろうとした。
MVにもなっている「Chewing Gum」のズレる新感覚が楽しすぎた。
この構成で四拍子をずっと保っていくのは凄い。
凄すぎる。

例によってドラムを凝視。
何曲かパッドを使っているそうですが手元の楽器の配置まではあまり拝見できなくて…今度の札幌のライブでしっかり見なければ。

全員お揃いの黒いパーカー、フードを被り「黒い突然変異体」の名を体で表す。
フードのところに赤と緑の紐を通していたんですが
色の見せ方が「赤×赤」「緑×緑」「赤×緑」「緑×赤」というように全員違っていました。

「Chi-Pa-Pa」ではドラムがシンバルとパッドを叩くところから始まるんですが
少し叩いたところで一度演奏を止めてフードを脱いでいました。
いつも半袖短パンでライブをしているようなかたですから、最初出てきた時から暑そうだなとは思っていましたが、やはり…と思って笑ってしまった。

「カッコよくてごめんなさい!」なんてMCも。
3rdの曲を順番通りに最初から最後まで演奏して終わりました。

札幌に居たら年に一度くらいしか観ることができないのが残念。
ツイッタでは恥ずかしくてあまり言わないけれど大好きですからね。
世界で一番好きなドラマーです。

この日初めてご本人のドラムセットでライブを観ることができた。
北海道に来るときは恐らく借り物だろうし、昨年東京に観に行った際も一日に2ステージある日だったので違うセットだったはず。

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skillkillsが終わってからは後ろに下がって、一段高いところに行ったはいいものの
前に立っている男の人の背が高くてステージがほとんど見えない。
二宮さんをたまに拝見するのがやっと、といったところ。

お客さんは知らない間に増えていた。
皆さん仕事終わりで駆けつけた感じなのかな。

この日は、数日前に二宮さんが足を骨折したため座っての演奏になりました。
怪我について二宮さんから語られたのですが
「酔っぱらって夜道を気分よく歩いていた」
「良い感じの細い路地を見つけたので入っていった」
「空き地の塀にハシゴがかかっていたので登ってみた」
「ハシゴから飛び降りてみたら着地失敗」
といった経緯とのことです。

しかし「骨折よりも痛風のほうが痛いです。なので皆さん、骨折は大丈夫です!」というアピール。
あと「アリスみたいに座ってライブやるか」なんて話も出てましたね。
「You're rollin thunder~のあとの“アー!”を誰が言うかだよね」というくだりがめちゃくちゃ面白かった。
冬の稲妻ですね。
私くらいの世代だと知らない人もいたのでは…知っていて良かった。

「楽屋が整形外科の待合室みたい」って話も面白かったな。

「男子畢生危機一髪」のドラムのカウントのところで「ワンツッスリッフォッ」というカウントを入れるのはどこでもやるのかな。
あれ好きじゃないから止めてほしいのですが。
せっかく好きな曲が聴けて喜んだのに序盤でウッと軽くお腹を殴られる感じ。

本当は「夏の日の午後」が一番聴きたいのに、私が行くライブではまだやってくれていない。

ノーベンバーズの小林さんも言っていたけれど、吉野さんが弾くギターの音が声そのものなんですよね。
ギターが喋っているみたいなんです。
魂が宿っている感じ。

海外で事故に遭ったり病に倒れたりと色々大変なバンドではありますが、メンバーの三人も、自分も、生きていてよかったなと心から思った。

「青すぎる空」「砂塵の彼方へ」が聴けてうれしかった。
「ドアを開ける俺」はあまり演奏しないレアな曲だった模様。
知らない曲がいくつかあったのできっとこの曲だったのかなと思う。

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極東最前線という最強のイベントに足を運ぶことができて幸せでした。
これからも二組とも末永く頑張ってください!
近々札幌で観られるのを楽しみにしています。