スターダスト

北海道のとある人がライブの感想と雑記を置く場所

140315 Public Art Research Center 3 [PARC3:small world]@札幌駅前通地下歩行空間

三ヶ月前の話になりますが蓮沼執太フィルのライブを観に行ってきました。

なんと場所は地下歩行空間!通称チカホ。
あんなところでライブなんてやったら音が雑然として聴いていられるもんじゃないだろうなあ、なんて思いながら。
太っ腹にも無料ライブでした。

オープン時間まで、スペースの前で待つ。
真ん中に15人が重なりつつ向かい合うような四角いステージを作り、その周りを椅子席が取り囲むようなスタイル。
オープンと同時に椅子席を確保。
100席ほどあったようですがすぐ埋まって、後ろに立ち見の人が沢山。
全部で200~300人程度のお客さんが居たのではと思います。

演奏曲目は今年発売のアルバム「時が奏でる」よりほぼ全曲。
Soul Osciだけ演奏していなかった気がしたけれど、違うかな。

環ROYが歌う曲だけ最後のほうにまとめていて、その曲が始まる頃までは14人での演奏。
環先生だかROY先生だかって呼ばれて登場。
YES(環ROYのアルバム「ラッキー」に収録)も披露。
曲は蓮沼さんが作ったそうです。
トラック格好良いよね。

環ROYが出てきたときに「精神状態にムラがあって…」と言っていたのが少し気になったな。
不思議な人だとは思っていたが。
座りながらラップする彼の手の動きをずっと見ていた。

ZERO CONCERTOの拍子がとても複雑で、蓮沼さんが指揮をとりながらの演奏だった。
一番好きなHello Everythingが聴けて、ひどく感動した。
涙がウルっと出てきそうだった。

心配だった音の面は、メンバーに葛西さんというPA担当のかたがいらっしゃるので全く問題ありませんでした。

本当に素晴らしいライブだった。
2014年は格好良いライブしか観ないと決めている。



ライブが終わってからアフターパーティーなるものに潜入。
メンバーのDJとトーク、ドリンクと軽食付きで2000円でした。
チゲが美味しかった。

最初は蓮沼さんと大谷さんに、主催者のかたを交えてのトーク
そのうち、「今度メンバー15人がMIXした15曲入りアルバムを出すからそれの解説をしよう」という話になり、一曲ずつ聴きながら解説。
とはいえ時間が押していたこともあり、全員分は聞けなかったな。
聞けたのは、大谷さん、葛西さん、うてなさん、ジマニカさん、K-Taさん、三浦さんだったかな。
質疑応答タイムもあったが何を聞けばいいか分からず手を挙げられなかった。

MIXアルバムは「時が奏でる」12インチ+MIX15曲入りCDという内容でしたが、
この日の解説を聞いたからには買わざるを得なかったです。

K-TaさんのMIXがドラムンベース(ジャングル?)仕様になっていて「拍子が難しい曲を無理矢理四拍子にしました。ROY先生に頑張っていただいて」という話だったので
どんなものかと思っていましたが、ROY先生が息継ぎの暇もないくらい次々とラップを繰り出していく曲に変わっていて面白かった。
あとはジマニカさんのMIX、シンセがところどころに入っているのを踊りで完全表現していて本当に面白かった。
今年一番笑ったかもしれない。
ジマニカさんがうてなさんの写真か何かを撮ろうとして追いかけて、うてなさんが「嫌!嫌!」と言いながら逃げているのを見て、仲が良くてかわいいなと思った。


蓮沼さんは5月頭からニューヨークに居るそうで、フィルの活動についてはよく分からないのですがしばらく休むのではないかと思います。
こんなに大所帯のバンドが札幌で観られるなんて思いもしなかったなあ。
幸せな一日でした。
ありがとうございました!