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北海道のとある人がライブの感想と雑記を置く場所

つばきの話

つばきの一色さんが5/9に亡くなった。 つばきを私に教えてくれたのは中学・高校が同じだった先輩で、やがて私が大人になってライブを観に行ったのは全部で3回くらいだったか。 最初に観た時はCOLONYで、お客さんがとても少なかった。 その後はワンマンではなく対バン形式のライブばかりだったかな。 病気になる直前の2010年11月に観たのが、私の中で最後のつばき。 復活してからも何度も札幌に来てくれていたけれど、ギターを弾けない一色さんを観たくない、もっと元気になったらライブに行こう、そう思っている間が6年半くらいあって、ついに帰らぬ人となってしまった。 つばきフレンズのCDが発売されてお店で試聴して、1曲目で歌うLOST IN TIMEの海北さんの声の伸びやかな感じが良かったので買ったけれど、やっぱりつばきの曲は一色さんに歌ってほしいと思ってあまり聴いていない。 最近は一色さんのTwitterinstagramも全く更新されないけれど大丈夫かな、と気にしだしたのが今年に入ったくらいだったか。 LUNKHEADの小高さんの意味深ツイートを読んで、ひょっとして一色さんのことではと思って、念のため覚悟をした。   小高さんが後日書いたblogによると、「最近の俺のわけのわかんないツイートは、俺からのせめてものサインというか/別につばきファンの人が俺のツイートを見てるわけでもないだろうけど/何かせめてっていう、気持ちで、察してもらえたらっていうか/とてもまわりくどい話だけど」とのこと。 やはり私の予想は悲しくも当たっていた。 一色さんが亡くなってから、つばきの曲をいつも通り聴いてみるけれど、思い出すのは先輩にもらったMDを聴いていた記憶だったり、CDを買った当時の高校生活だったりして、全然悲しくはなかった。 ただ、小高さんや他の近しい人の話をインターネットで読むと本当にもう居ないんだと思って、悲しくて悲しくて仕方なかった。 今日の深夜に公開された小川さんのblogも、退勤途中に携帯で読んで泣きながら家に帰ってきた。 最後にライブで歌った花火、聴きたかったな。 フジファブリックの志村さんが亡くなった時にも思ったんだけど、亡くなった人が有名人の場合、故人から見て「自分のことを知らない人が自分を思って泣いてくれる」のはどういう気持ちなのかな。 CDは「覚醒ワールド」まではリアルタイムで買っていたけれど、それ以降は人に貸してもらうことが多く、ライブも復活後は全然行っていないし、なんなら1回はラジオ局の招待でタダで観ているし… こんな端くれのファンですけど、つばきが大好きです。   好きな歌詞。 一色さんお疲れ様でした。