4月に行ったCOLONYに再び赴き、LUNKHEADを観る。
このライブに行くかどうかしばらく考えていた。
昔の曲を再レコーディングして出したCDのレコ発とはいえ、ここ5年以上追っていないしちょっと気が引ける。
でも、このライブの2週間前に亡くなった、つばきの一色さんのこともあって(ヴォーカルの小高さんは弔辞を読んでいる)何となく、行かないと後悔するような気がして、前日にチケットを買った。
開演前は、つばきが流れていた。
後でMCで言っていたけれど、メンバーの意向だったそうです。
定時に暗転してメンバー登場。
1曲目は「ENTRANCE」だった(違ったらごめんなさい)
知っている曲で嬉しい。
小高さんが客席を向いて微笑む。
笑う顔、初めて見たかも。
6、7曲目くらいに、インディーズ時代の名曲「ランドリー」が演奏された。
2008年の札幌タワレコのインストアライブでメンバーにサインを貰うチャンスがあり、その時に「ランドリーが好きです」と伝えたら「たまにおるなぁ、そう言う人」と軽めに言われたことがあったな。
今回の再レコーディングアルバムにも入っていたけれど、まさか本当に聴けるとは、嬉しかった。
私は16歳の頃に両耳中耳炎になったことがあって、そんな状態でもずっと通学中に聴いていたので思い入れがかなりある。
ランクヘッドの音楽には、16歳の自分が詰まっている。
「魚の歌」「ガラス玉」あたりも嬉しかったな。
懐古厨ですみません。
終盤のMCで、小高さんからライブの動員を交えて話があった。要約して書きます。
周りの仲間がどんどんバンドを辞めていく。
自分たちも以前は今の倍以上ライブに人が入っていた。
中には仕事や進学や生活環境が変わって来れなくなった人もいるかもしれないけれど、他のバンドに移っていってしまったのかと思って悲しくなる。
先日、つばきの一色くんが亡くなって、闘病中に仲間とライブDVDをよく観ていたんだけど、つばきも同じように動員が減っていく中で、一色徳保は決して諦めなかった。
死ぬまでつばきでいてくれた。
だから自分たちも諦めない、次来る時は絶対にもっと沢山の人に来てもらってここ(COLONY)をパンパンにしたい。
もっと大きい会場でもやりたい。
ライブ中だったけれど、考えちゃったね。
自分も、ランクヘッドのライブに行かなくなったうちの一人だから。
以前ライブを観た時は、今ザ・チャレンジでドラムを叩いている龍さんがメンバーだった時だし。
バンドの楽曲には、「新しさ」と「そのバンドらしさ」両方を求めちゃうけれど、ランクヘッドは「そのバンドらしさ」を突き詰めて、ずっと大切にしているバンドだと思っている。
でも、新しいファンを増やすためには「新しさ」への挑戦も必要で。
私はそこが足りないと思って離れてしまったのかもしれないな。
アンコールは「前進/僕/戦場へ」。
決意新たに進む彼らを見届けられて良かった。
最後にまた、小高さんが客席に笑顔を見せていた。
終演後に流れる、つばきの「あの日の空に踵を鳴らせ」を聴きながら帰路についた。