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読んだ本:私の愛すべき依頼者たち~10のエピソード

過去のエントリーで何度か書いているが、私は法律事務所勤務である。

私が知る限り、弊所はここ数年は刑事事件をやっていないので、刑事事件の事件処理について、この本が何かの役に立つかもしれないと思って読んでみた。

 

一言でいうと、癖がなくとても読みやすかった。

早い人なら1日で読み終わるだろうし、刑事事件特有の用語には、ある程度説明文がついているので、一般の方でもすんなり読めると思う。

私としても、刑事事件で弁護人として選任された時の流れを分かりやすくイメージすることができた。

ただ、家事事件のエピソード、特にエピソード9の遺産分割は登場人物が入り組んでいて少し難しいかも。

 

気になった点としては、エピソード5に「函館育ちの私」とさらっと書いてあったが、北海道で育ったことと士別市での開業に関係があるのかは全部に目を通しても分からなかった。

著者の生い立ちが書かれていたら、もっと興味がわくのにと思った。