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北海道のとある人が雑記を置く場所

服の話

「更新がんばろう」と締めくくった次のpostをこの間隔で更新。

 

 

 

apparel associateをしていて気づいたことがあって、ここにまとめようと思っていたことがあるので書く。

それは、自分の服の買い方と、世の中の人(主に女性)の服の買い方が違うということ。

 

1.服を買う時に他人から見て似合うかどうか気にする人が多い

2.何着も試着をしてどれもすごく似合っているのに買わない

 

この二つ、自分が今までそういう視点を持ったことがなかったのでかなり衝撃だった。

 

まず一つ目、「服を買う時に他人から見て似合うかどうか気にする人が多い」

私は大体一人で買い物に行くし、友人の買い物に付き合うことも滅多にない。

試着してスタッフさんに見てもらい「お似合いですね~かわいいですね~」と言われたとしても、徹底して「自分がその服を本当に好きか、納得できる値段か、自分で見て似合うかどうか」を基準にしている。

 

様々なお客様を観察したところ、お友達やご夫婦、お母さまと一緒に買い物に来る人がほとんどで、そのお連れのかたに見てもらう。

「黄色、似合う?」「さっきの白のほうが似合ってた」「じゃあ白にします」といったように、お連れのかたが褒めてくれたら買う、お連れのかたの反応がイマイチだったら買わない、という人がかなりいる。

結婚披露宴に着ていく服、かしこまった会食の服、など普段着ない服に対して他人の意見を求めるならまだ分かるけれど、普段着る服にまで自分の意思ではなく他人からどう見えるかを気にする人がいる、ということは今の仕事を始めるまで知らなかった。

 

 

次、「何着も試着をしてどれもすごく似合っているのに買わない」

私の場合、「色も形も気に入ったからこれを買おう、でも買う前に一度試着しよう」くらいの気持ちで試着をする。

手に取って服をよく観察すれば、手持ちの服との合わせ方は大体わかるので、試着する時点で買う気持ちは95%くらい。

試着してみて、どうしても似合わなかった・イメージと違ったから買わない、ということは滅多に無い。

また、「似合うか分からないけれど、試しに着てみよう」くらいの軽い気持ちで試着することは無い。

あったとしても、スタッフさんに強く勧められて断りづらかったアウターくらいで、その場で羽織れるものがほとんど。

 

これについても様々なお客様を観察したところ、4着、5着、もしくはそれ以上、と一度に沢山試着室に持ち込まれるかたがいる。

それらを順番に着ていき、こちらに見せてくれて、どれもとてもかわいくて似合っていた…が、試着室から出てこられる際に「もうちょっと考えます」と全部戻される。

私の中では「試着≒買う」という式が出来ているので、ただ試すだけの人もいるのか…と驚いた。

 

これに関しては、予算の問題や他店にも欲しいものがあって迷って…という場合もあるので仕方ないところもあると思う。

 

 

 

世の中の人には、周りの目など気にせず、着たい服を着て出掛けてほしい。

そしてたまに新しい服を買ってくれたら嬉しい。