昨年8月のお話。
矢野絢子さんを観に、札幌は円山にあります「くう」というライブハウスに行ってきました。
初めてだったので早めに行って見やすそうな席に座った。
くう、普段はジャズ系のイベントが多いらしく、置きピアノがあり、客席が変わった形をしていたり、
スピーカーは声のみで他はアンプ直もしくは生音、という感じ。
オープニングアクトに西村勇紀さん。
北海道出身の方だそうです。
声に力強さがあり、この日の前座に選ばれたのも頷けるな、と思った。
続いて矢野絢子
彼女を知ったのは私がまだ極東の田舎に住んでいた頃、当時読んでいた音楽雑誌がメジャーデビューする彼女のことをこぞって取り上げていた。
8年ぐらい前かな、てろてろとか、夕闇とかの頃。
一番好きなのは2005年発売の「浅き夢」というコンセプトアルバム。
その後彼女はメジャーを離れて高知で活動するようになり、CDが通販でしか買えなくなってしまって自然と聴かなくなってしまった。
そんな折、昨年(2012年)に出たCDを久しぶりに買ってみたらすごく良くて。
2010年や2011年にも北海道には来ていたようですがその時は行けず、この時初めて観に行けることになり、非常に楽しみにしておりました。
ツイッタで拾ったセットリストを載せます。
てろてろ
一人の歌
闇の現
夏の冠
ニーナ
黒い雨
ろくでなしって呼んでください。
太陽の人
露草
汽笛はないて
en.
蒼い夕暮れからの手紙
ブーツ
ラストダンス
前半は私の青春時代をなぞるかのような曲順!
歌い出した瞬間、凛と張った空気に会場が包まれる。
闇の現が聴けてうれしかった。
あとニーナ!12分もある、椅子の一生を歌った曲なんですよ。まさか聴けるとは。
今回のアルバムで好きな「黒い雨」、生で聴いたら猶の事良かった。
札幌に友人がいらっしゃるそうで、南郷18丁目(だったかな)のほうに宿を借りたとか。
ライブ前にセットリストを決めるのに「ZAZI」に行ったそうです。
店員さんが冷たくて、「今日は激しめにしよう」と思い立ったとのこと。
演奏中に気づいたんですが、矢野さんの手首(左右は忘れました)にタトゥーらしきものが入っていて、意外だったので驚いた。
もう今はお子さんもいらっしゃるんでしたっけ。
家族を持ちながら全国各地に歌いに行ったり、精力的に活動するのは本当に大変だと思います。
月並みですが、これからもがんばって欲しいなと思いました。
アンコールは知らない曲が多かったけれど、そんなことは関係ないぐらい良いライブだった。
幸せな気持ちを抱えながら歩いて帰りました。
機会があればまた観たいな~と言いながら、今年(2013年)の北海道巡業も間もなくスタート。
行くかた、楽しんできて下さい!