自作楽器で演奏する人しかいないという、すごく楽しみにしていたライブ。
PROVOは創成川沿いにあるカフェバーで、たまにこんな風にライブをやっていたりするのですが
飲食で行ったことはあるもののライブを観に行くのは初めて。
先攻は伊東篤宏さん
蛍光灯の楽器「Optron」を使って演奏する人です。
調べてみたら、他にも蛍光灯で演奏する人やバンドがいるんですね。
皆考えていることが別次元!
照明は落として真っ暗な中で、ノイズと白い光がばちばちと反響する。
物凄い光景だった。
眩しくて目をあまり開けられなかったのですが、凄かった。
Optronの他にもリズムを打ち込んだ機械や近づけるとノイズが大きくなる機械など
見たことがないものが沢山。
打ち込みに乗せてノイズが鳴っている曲?はすごく楽しかった。
そういえば伊東さんはOptrumというバンドをやっていますよね。
今年出たCDを買ってみたいけど、やはりライブで観たほうが臨場感もあっていいのかなあ。
感想としては、とにかく眩しかった。
本人は特にサングラスなどはしていないし、あんなに眩しくて大丈夫なのだろうか。
持ち手は熱くならないのだろうか。
終演後にお客さんが楽器について質問していて、右手で指弾きをしているとおっしゃっていました。
後攻はドラびでおさん
以前、弘中聡さんと即興デュオなんていうのもされていたのでかなり気になる存在ではありました。
フライヤーには謎のパッドが云々と書いてあるのですが、観てなるほどと思いました。
元はドラマーなのですが、現在は腰痛のため引退。
自作楽器「DORAnome」を使い、映像と音楽をリアルタイムにミックスした演奏を披露していらっしゃいます。
演奏が始まる前の一言
「前に北海道に来たのは7年前なんですけど、ドラえもんと勘違いした親子連れが沢山集まっちゃって、曲が始まった途端耳を塞いで皆帰り始める」
この時点でもう楽しかった。
曲自体はドラさんのオリジナル曲ではなく元からある曲をサンプリングして作っているようです。
演奏曲目は、映画のシーン、サザエさん、アルプスの少女ハイジ だったかな。
サザエさん、途中からめちゃくちゃ怖くなるから夢に出てきそうだった。
ハイジの曲がドラムンベースで格好良かった。
楽しくてずっとニコニコしながら観ていました。
最後は二人の共演で2セットぐらい演奏していた。
ノイズ+打楽器打ち込み という凄まじい演奏。
北海道でもこんな凄いものが観られるなんて思っていなかった。
終わってから物販を覗いたらドラさんがいた。
扱っているネタが結構際どいものが多く、お客さんに「う/よ/くから苦情とか来ないんですか?」と聞かれて「たまに来ますけど、もう慣れました」との返しには貫録があった。
先述の即興デュオの話なんかを聞いてみたかったが勇気がなく、そのまま帰りました…。
主催してくださったNMA沼山さん、本当にありがとうございました!