狸小路の外に長い長い長い待機列。
並ぶ場所が分からなくて、最後尾の人に聞いてみたけれど私の入場はかなり後のほうだった。。。
観るのは3回目くらいかな?
毎度のことだけれど、ファンのギャルが怖い。
ソールドアウトだし、盛り上がっていたなあ。
一度だけ、東京でskillkillsの対バンで観たことがあってそれ以来。
あの時はこんな風に世の中に受け入れられるとは思わなかったな。
全国ネットに出たりラジオのレギュラーを持ったりしていますからね。
下戸でクリーンなヒップホップという印象です。
この頃はまだインディーズだったけれど、フリースタイルダンジョン効果で満員のお客さん。
みんな、ステージを熱いまなざしで見つめている。
テンション高めのノリについていけなくて、何だか私一人置いていかれているみたいだった。
フリースタイルコーナーはお題を3つもらって繋ぐという試み。
お客さんから「ましん!」という声が上がり、「マシーン?何?(R-指定)」みたいな空気になるも、「自分の名前!漢字は真心」というレスポンスがあり「おお~」と場が収まった。
あとはお客さんで大学名を言った人もいて、「北大!」「え、バカ大?バカ大やろ?(DJ松永)」とはなから見下す彼らしいコメントもあったり。
アルバム「助演男優賞」収録の朝焼け、未来予想図、過去曲のトレンチコートマフィア辺りの、ちょっと落ち着いたビートだったり、クールなリリックの曲が良かった。
特に、未来予想図。
今ちやほやされることもあるが全てを失った時、世間が愛想を尽かした時、そばにいてくれるのは仲間、友達だ、みたいな曲。
彼らの決意表明のように感じられてとても良かった。
最後3曲がこれらだったので、テンションアゲアゲな感じを期待していたお客さんはつまらなかっただろうけれど。
アンコールでは「今度、アジカンさんのカバーをさせてもらうのでその曲を」との話から、リライト。
曲を選ぶ時に、他のアーティストが曲を選んだ後、最後の方になって選ぶことになり、曲目を見ていたらリライトが残っていて驚いたと。
有名な曲すぎて誰も手を挙げられなかったんじゃない?という話になり、恐れ多くもリライトを選んだという話。
ヒップホップなので、そのままカバーするのではなく新たにラップが入ったりするわけで、それが彼らのリアルなリリックになっていて。
サンプリングした別の曲という感じもしたけれども、彼ららしいアプローチで良かったのではないでしょうか。