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北海道のとある人がライブの感想と雑記を置く場所

2021年に行ったライブ

2020年は全然ライブに行けなくてかなりしんどかったので、2021年になって少しずつライブに行けるようになり、椅子席だったり声を出すなと言われたりしたけれどそれでも楽しかった。

万が一体調が悪くなった場合に迷惑かと思い、ライブに行ったことをツイッターに書きづらくて、書くとしても2週間くらい経ってからにしていた。

 

 

2021.4.16 @Sound lab mole

ONE MAN LIVE TOUR "NOT BUSY 2020 - 2021"

BIM

椅子席だったけれど、1年以上行っていなかったライブにようやく行けて、楽しすぎてはしゃいじゃった。

何回も「PUNPEEは来ないよ」って言ってた。ゲストは無し。

BIMは喋るのがうまいのでMCがとても楽しい。絶対に裏切らない。

dooooさんを「普通の人に見えてインスタのフォロワーがめちゃくちゃ多いんだよ」と紹介。

DJ ZAIさんについてはDJプレイについて褒めちぎっていた。

想定内とTime Limitが聴けてサイコーだった。

私はやっぱりライブが好きだ、というエントリーを以前書いていたが、このライブのことである。

 

 

2021.5.28 @Zepp Sapporo

TOUR 2021 "cure"

SIRUP

曲は数曲しか知らなかったけれど、とにかくライブに行きたい!と思って観に行ってみた。

椅子席で、前の方に空いている席がかなりあったのだがあれは急きょ来れなくなった人の席なのだろうか。

Journeyが好きなので聴けてよかった。

CM曲になっていたDo Wellはさすがの盛り上がりだった。

メンバーはPCR検査を日毎に行いながらツアーを決行していて、私が想像するだけでも物凄いストレスがあったのではと思う。

開場中に流れていた曲が、いかにもSIRUPが影響を受けていそうな曲で、携帯で調べたらedblのThe Way Things Were Feat. Isaac Waddingtonという曲で、この曲を知れただけでもこのライブに行った価値があると思った。


www.youtube.com

 

 

2021.6.19 @札幌芸術の森 野外ステージ

OTO TO TABI in GREEN

OGRE YOU ASSHOLE、北里彰久、STUTS、環ROY、羊文学、Homecomings、LAUSBUB

久しぶりの夏フェス!とテンション上がって薄着で行ったら超寒かった。失敗。

雨は降らなかった。

客寄せパンダのような出演者がいないせいか、お客さんが多過ぎず、快適。

これ以降、例年の冬フェスから6月開催に変わっていくわけですが、大手フェスに出ない人たちを呼んでいたり、このフェスに出た人たちが数年後に大手フェスに出たりしていますね。

STUTSにはもっとヒップホップ寄りの曲をやってほしい~。

オウガは最後に観たのいつか思い出せないけど10年くらい前かなあ。

ライブアレンジが効いていて格好良かった。寒かったけど…。

 

 

2021.7.3 @共済ホール

山里亮太の140 北海道公演

山里亮太

音楽じゃないけど書かせてもらう。

ラジオで告知CMが入っていて、一週間前くらいに奇跡的にチケットが買えた。最後列。

椅子は間隔を空けずに着席する仕様だったので、マスクはしていたが、この頃の情勢を考えて少し不安になる。

扉を出ると、中で見たこと聞いたことを忘れてしまう魔法にかかってしまうので、よく覚えていないが、めちゃくちゃ笑った。

あれは何だったのか…。

 

 

2021.9.24 @道新ホール

live tour  "あまい"

中納良恵

前々作「ソレイユ」前作「窓景」どちらも本当に大好きなアルバムで、今作は正直そんなに聴きこまずに会場へ。

Achicoさんと神田智子さんをコーラスに迎えた「オムライス」「ポリフォニー」などの曲でのアカペラのハーモニーが本当に美しかった。

エゴラッピンが好きだけどよっちゃんソロも好き。

またアルバム作ったらライブやってほしい。

 

 

2021.10.2 @PENNYLANE 24

マニアックヘブンVol.14

THE BACK HORN

2017年のツアーは行けなかったので、マニアックヘブンに参加するのは今回が初。

急に行きたくなってリセールチケットを探したら、ファンクラブ会員限定と書いてあったので、15年以上聴いているバンドだけど初めて銀河遊牧民になった(すぐ退会した)。

「ワタボウシ」始まりだった。初めて聴けた(はず)ので嬉しい。

セットリストがLiveFansというサイトに載っていたので下の方に引用させていただくが、定番のコバルトブルーやってなかったのか。記憶がない…。

噂の「天気予報」を初めて聴けた。

椅子のあるペニーレーンなんて未だかつて見たことがなく、会場がものすごく狭く感じた。

結成から20年以上が経って活動し続けていて、未だに地方にライブしに来てくれて、会場もそれなりのキャパで、本当に嬉しいね。

また生きて会いましょう。

 

セットリスト

ワタボウシ
魚雷
孤独な戦場
路地裏のメビウスリング
さざめくハイウェイ
情景泥棒 ~時空オデッセイ~
墓石フィーバー
アカイヤミ
ゆりかご
君を守る
ホログラフ
ハロー
浮世の波
反撃の世代
赤い靴
パレード

en.1) 天気予報
en.2) 希望を鳴らせ
en.3) さらば、あの日

 

 

 

2021.11.6 @Zepp Sapporo

BRIGHT LIVES Ⅳ

君島大空、KID FRESINO、Awesome City Club

チケット代が高いせいか、客入りが悪かった。

君島大空は初めて観て、眠くなりそうだったけど、いいライブだった。

後にPodcastでKID FRESINOが語っていたけど、少ないお客さん+着席スタイルでライブがやりづらかったとのこと。

正直、椅子から立ちづらかった。

Awesome City Clubは男性ヴォーカルの歌はうまかった。

主催者によると「数多くのライブコンサートを企画してきたSMASH EASTがセレクトしたアーティストによるライブ企画」だそうですが、ブッキングをもう少し考えたほうがよいのでは…と素人なりに思った。

 

 

2021.11.22 @共済ホール

心理ツアー

折坂悠太

7月に行った時も思ったけど、この会場は前の席や隣の席が近すぎて居心地が悪い…。

スポットの照明がしっかりパン!と当たっていて、この会場は映画とか舞台とか、音楽以外の貸し出しが多いからかな~と思った。

「みーちゃん」のアレンジがとても格好良かった。

また機会があれば観たい。

 

 

2021.12.19 @旭川CASINO DRIVE

Good Vibration

TAMTAM、韻シストBAND、OKI&MAREWREW and MANAW KANO、FNCY、KenKen、DJ PINK

タムタムを観に旭川へ。

札幌にあまり来てくれないのでいつも旭川まで観に行っている気がする。

We Are The Sun!が出て初めての北海道ライブだったと思うけど、良かったなあ。

キーボードのともみんさんが抜けてから、初めてライブを見たんだな、きっと。

物販で話したメンバーの皆さんが優しくしてくださってキュン。

TAMTAMの北海道でのライブを観るようになって10年近く経っているけど、ほぼ欠かさず観に行っている北海道のファンはきっとそんなに多くない。

OKIさんはドープだったなあ。

翌日仕事だったので車で日帰り。

読んだ本:帆立の詫び状 てんやわんや編

4つ前のエントリーで紹介した「倒産続きの彼女」の作者のエッセイ。

 

オンラインで連載されているときから読んでいたが、たまに見るのを忘れていたので、完全版が読めるのはありがたい。

等身大の著者が垣間見えて、読んでいてとても楽しい。

特に心に残ったのはP157「悪気のないおじさんたち」。

女性である、ただそれだけで、こういう目に合うということを、言語化してくれたことがうれしい。

できるなら悩める女性全員に読んでほしい。

 

人が何かしらの物事について楽しそうに詳しく語っているのを見聞きするのは、自分に興味のないことでも面白い。

バッグに対する愛、しかと受け取った。

 

オンライン連載はまだ続いているので、この本の続編が出る可能性もあるのだろうか。

次のエッセイも購入したいと思う。

 

著者は、自分や自分が置かれた状況を俯瞰して見るのが得意な人なんだなと思った。

私も見習いたい。

 

 

 

 

読んだ本:全員死刑

死刑囚の手記がまとめられた恐ろしい一冊。

 

人を殺める場面についてかなり生々しい描写があるためこの本はR18にするべきだと思うが、本にはそういう設定はできないのかな。

生まれた家、育った環境によって人間の人格は大きく変わると思う。

893の家に生まれたこの死刑囚は、元力士だったこともあり体つきが大きく、並みの人はパワーでは勝てないだろう。

殺された人たちもあまり抵抗していないようで、抵抗しても無駄だという気持ちだったのかもしれない。

もっとひどいのは死刑囚の兄(この人も死刑囚)で、自分は手を汚さず弟に「殺せ」と命令していて・・・恐ろしかった。

そして交際相手の女性は、この死刑囚のことを「何か悪さをしたんじゃないか」と疑いながらも健気に好いていて、全く共感できない。

 

読んでいて、ずっと「一体どういうことなんだ?」という疑問が消えなかった。

死刑囚になってしまったから、この一家の今の声を聞くことはできない。

もう二度とこのような残虐な事件が起きないことを祈るしかない。

 

 

 

POP YOURS 2023 を自宅で観た

2022年も自宅で観ていたが、今年もありがたいことにYouTube配信があったので自宅で観た。

全てのアーティストを観たわけではないし好みが偏っているが、心に残ったアクトをいくつか紹介したい。

C.O.S.A.が言うところによると、キャパが去年の倍になっているらしい。

ヒップホップだけのフェスでこんなに大きな会場が埋められるのは本当にすごい。

配信の音や映像についてはとてもきれいで、特に気になる点はなかった。

客席が映っているのを見ると、マスクをしている人が一人もいなかった。

全体的に一組の演奏時間が短かったのと、アーティストによって盛り上がりが結構違うので、来年からは2ステージ制にするほうがいいのかもしれない。

正直なところ、出演者だけで見ると去年のほうが好きなアーティストが多く出ていた。

 

 

Skaai(1日目)

シンプルだがきれいな照明やスタンドマイクを使うなど、演出をしっかり練っているように感じた。

出てきてすぐに、前のアクトを揶揄していて(私にはそう見えた)笑ってしまった。

一つ前のアクトは、曲を短くカットしながら5~6曲くらいやっていたと思うけれど、Skaaiは1曲1曲をフルでしっかりと聴かせてくる。

この日はFINE LINEが聴けてよかった。

Skaaiが今年からやっているJ-WAVEのラジオは毎週聞いている。

 

OMSB(1日目)

お客さんの沸くタイミングを見ていると、OMSBよりももっと若い、20代のアーティストを観に来たお客さんが多そう。

そんな中でもOMSBは自分のやるべきステージをしっかりとやり遂げた。

ステージの前に伸びた花道は使わず、マイク1本で存在感を見せていた。

祈り/Welcome Backのフックの、I wanna love my soul~♪の部分が特に好き。

19日・26日と小袋成彬さんのラジオにゲスト出演しているのでそちらも忘れずに聞いた。

 

C.O.S.A.(2日目)

硬派なリリックが好きで、去年は2回ライブを観に行った。

Blue始まりは意外。

Mikiuraは涙なしには聴けない。

若い世代とも積極的にフィーチャリングしていて、レーベルSummitの中でも少し異色な存在なのかも。

「知らないアーティストに出会えるのがこういうフェスのいいところ。気になったら聴いてみて」と呼び掛けていたところも、私が見た限りでは他のアーティストは言っていなかったので、ステージに余裕が感じられた。

 

JJJ(2日目)

配信で観ていても感動してしまった。

先日発売された新譜の曲が多めに披露された。

心 feat. OMSBは涙なしには聴けない。現時点で2023年のベストソング。

バックDJがAru-2で、小さなキーボードを演奏しながらDJをこなしていた。

「今日は妹が観に来ていて。誰観るのって聞いたらKEIJUだって。俺じゃないって」という話のあとにSTRAND feat. KEIJUが始まって笑った。

去年のPOP YOURSもそうだったけれど、今年もJJJの楽しそうな笑顔が見られてファンとしては嬉しい限り。

アルバムが出たことだし北海道にライブしに来てほしいな・・・最後に来たの、2017年頃だった気がする。

 

STUTS(2日目)

色んなゲストを呼び賑やかなステージ。

こちらにもJJJが出てきて、

STUTS「さっきの心という曲は、色々あったときにJJJと作った曲で」

JJJ「やめてよ。泣いちゃうから」

こんな感じのやり取りがあって微笑ましかった。

STUTSが何を演奏するのか、お客さんがわくわくしながら待っているのが画面越しに伝わってくる。

個人的には、2021年のドラマの曲を何年先まで演奏していくのだろうと思うことがある。好きだからいいんですが。

STUTSがゲストの名を呼ぶ時に、年下には「君」、同い年は呼び捨て、年上には「さん」と敬称をつけていて、年齢によって明確に使い分ける決まりが彼自身の中にあるのかなと思うと面白い。

 

Awich(2日目)

2日目のヘッドライナー。

GILA GILAでは立ち位置が6~7mくらい(に配信だと見えた)上がる台が出現したり、ダンサーがいたり、さすがトリ、豪華絢爛という感じ。

ゲストが何人も出ていたけれど、AIが出てきたのは驚いた。

ヒップホップの女性アーティストは、体の露出が激しい服を着ていたりセクシーなポージングをとっていたりして、Awichもそういうところがあるけれど、ちゃんと女性のほうを向いて曲を作っている・女性の強さを歌っているところがAwichの好きなところ。

私のようなキモヲタがライブを見ていても良いんだよ、と言ってくれている気がしている。

これからも私たちを引っ張っていってほしい。

読んだ本:倒産続きの彼女

「元彼の遺言状」も以前読んでいて、こちらは文庫が出るまで待って購入。

3日くらいであっという間に読めた。

普段ミステリーを好んで読むわけではないが、登場人物が多過ぎるということもなく、読みやすかった。

普段あまり本は読まないという人にもおすすめできそう。

 

私が法律事務所勤務なせいか、著者の弁護士の仕事に関する小説は読んでいて楽しい。

といっても私は弁護士が一人しかいない事務所なので、作中の「山田川村・津々井法律事務所」のような"ローファーム"ではないが、業務についてイメージしやすい。

著者が所々、法律や「弁護士が『必ず〇〇できます』と断言するのはおかしい」と書いてあるところなんかは、実務の雰囲気が垣間見えて「そうそう、そうだよね」と納得しながら読める。

 

良くない点を挙げるとするなら、巻末の解説がつまらないこと。

これは「元彼の遺言状」の時もそうだった。

まだデビュー間もない作家だから仕方ないのだろうか。

ただあらすじをなぞるのではなく、もっと違う視点から見つめてくれるとなお良い。

 

 

 

読んだ本:局アナ 安住紳一郎

2002年〜2005年まで雑誌で連載されていたエッセイを加筆修正したもの。

 

紙の本を読みたかったので図書館で借りた。

安住氏が話す言葉や話した言葉が文字起こしされたものは何度も目にしたことがあるが、彼が書いた文章を読んだのは初めて。

クスッと笑えるポイントは多い。

収録されているのは、時期でいうと「安住紳一郎の日曜天国」が始まるよりも前の20代のころの話で、若い頃から頭角を現していたのがよく分かる一冊。

本人は嫌がりそうだが、今の彼が書く文章を読んでみたいと思った。

 

独特な文体・ニュアンスや、若い頃の短気エピソードなど、かなりマニア向けの本なのではと思った。

マニア向けではあるが、まず日曜天国リスナーなら必読。

そして、普段何となくテレビで安住氏を見て「この人面白いなあ」と少しでも思ったことがあるなら必読。

安住氏の名前なら知っているがどんな人なのだろうと思って読むと、かなりアクが強いかも。

 

先日のNHKで放送されていた「アナテレビ」でも圧倒的な存在感を放っていた安住氏。

紙の本は絶版になっているので手元に欲しい人はKindleで買いましょう。

 

 

天国

一つのエントリーにするほどではない話をいくつか。

 

「行く」を敬語にして「行かれる」と言う人がいて、文法として間違っているわけではないと思うが、これを聞くたびに「イカレてんな~」と思う。

 

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外を歩いていたら、私の前を歩いているおじさんが背中に「mamy poko 5th anniversary」と書かれたジャンパーを着ていた。一体どんな人がこの服を着ているのだ?と思い、早歩きでそのおじさんを追い抜き、振り返り、おじさんの顔と同行者の様子も観察してみると、恐らくアジア系(ベトナムとかマレーシアとか)の観光客の方だった。

 

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このエントリーを書きながら、ブログのカテゴリー設定をする時に「パンくずリスト」という言葉があることを今知った。「ハンバーガーメニュー」だと美味しそうだが、パンくずだと役に立たないように感じる。もっと良いネーミングはなかったのか。

 

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もう本人が亡くなっているので書くが、昔、日高晤郎ショーというラジオ番組を聞いていた時に、女性リポーターが担当するコーナーで、はっぴいえんどの「風をあつめて」が、女性リポーターの選曲で流れた。「風をあつめて」は、我が国で長年愛される言わずと知れた名曲である。そのコーナーが終わると、毎回、日高氏が、コーナーの批評を番組内で行うのだが、その日、女性リポーターに対して「さっきのナヨナヨした曲はなんだ。あのような曲は俺の番組にはふさわしくない。」と平然と言った。なんて自分勝手なじいさんなんだ、と、女性リポーターを哀れに思った。

 

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先日、祖母が鬼籍に入り、葬儀会場のある街へ向かうのに、JR石北本線に乗った。たまたま、キハ183系のラストランの日で、乗り・撮り鉄の皆様方に挟まれながら乗車。終点の少し前で「皆様に愛されてまいりましたこの電車は、老朽化のため・・・(中略)・・・このあと、特別なチャイムを二度鳴らします。ありがとうございました。(ここでチャイム2回)」というアナウンスが流れた。電車には全く興味が無いので、葬儀がなければこのタイミングで石北本線に乗ることはなかった。めったにない機会に恵まれた。昭和8年生まれの祖母が、昭和38年生まれの私の母と天国で再会できていることを祈る。